さよならの向こう側

2019年4月26日。吉野晃一が自身のTwitterで今までのこと、そしてこれからのことを話してくれました。2018年1月16日、あの日から465日かかりました。

私は彼が脱退してからライブに行ける機会がなく、今思えばずっと「あの日」が続いていたんだと思います。誰かが聞いてきた言葉しか見ることができず、本人の言葉もまっすぐには届かない世界で、どうしても彼に噛み付くことでしか自分を保てなかった。許し方が分からなかった。そして嫌いになることでしか、彼を覚えていられなかった。そんな気がします。あの時間の中で私が強く感じたのは、「好き」の反対は無関心だということ。彼を忘れることでしかこのしんどさからは逃れられないと思っていました。

それでも人って案外単純なもので、多くは語ってくれなくても本人の丁寧な言葉を見たらそれだけで心にストンと落とし込まれました。今までのもやもやが晴れて、あぁそうだったんだねって素直に思えました。私はようやく当事者になれた。誰かが聞いてきた言葉は、やっぱりどうしても本人の口から聞きたかった言葉でした。そして何かを受け入れることは、難しくてでも大切なことでした。

 

長かったけれど、今日からまた再出発できそうな気がします。優しい気持ちで6人と1人を応援していけそうです。

吉野晃一を受け止めきれなかった私へ、このブログをさよならのかわりに。