AMEFURASSHIは未来だ(春ツに行った話)

AMEFURASSHIの春ツアー“Spring”の大阪公演と名古屋公演に行ってきました。

昨年のFALL IN LOVE TOUR 2022を通して「見せる/魅せる」ライブから「楽しむ」ライブへと成長中のAMEFURASSHIですが、Springでもそこは変わらず、むしろ「一緒に楽しむ」ことにおいてはまた大きな成長を見せてくれたようなライブでした。

そして、私が2022年末に書き残した

“「成長」を通して「未来」を感じさせてくれるグループ。それが2022年のAMEFURASSHIの印象です。”

という気持ちに対するANSWER以上のものを見せてもらったようなライブでした。

 


ここから印象的だった楽曲について少しずつまとめておけたらと思います。自己満足でしかない「うれしい!たのしい!だいすき!」の寄せ集めであって、丁寧なレポとかではないです。ご了承ください。

 

♪ARTIFICIAL GIRL

初めてアルバムをフルで聴いた時、イントロの感想として「新しい世界が始まる音だ……」とつぶやいた楽曲。春ツアーの幕開けを飾るのにぴったりだったのでは?と思います(まぁAME6は華麗に外しましたが)。

みんなでG!を作ったり、かなり初期から「一緒に踊れて楽しいね!」という楽曲ではありましたが、まさか一緒に出来る振付を新しく持ってくるとは思いませんでした。「この楽曲、まだまだ一緒に楽しめる方向へ進化するんだ……!」という驚きと、何とも言い表せない感動をまだ覚えています。

まさに「一緒に楽しむ」ツアーを象徴する楽曲の一つになったのではないでしょうか。

 

♪Fly Out

ほら!今のAMEFURASSHIから目を離さないで!という気迫を感じるので、Fly Outが1曲目にくるのも好きです。大阪2部と名古屋1部がそうでしたね。

楽曲としてはNEW FACEですが、もう安定して1曲目ポジにいるのがすごい。改めて楽曲の強さ、そしてそんな楽曲も似合うAMEFURASSHIの強さを感じることができるなんて、たまらないです。

「一緒に楽しむ」ツアーの中でも、かっこいい曲はかっこよく、魅せるところは魅せる。今までの積み重ねでそういったメリハリをつけられるようになったのも最高だな〜!と思います。あと、Fly Out→Love is loveの流れが好きすぎるので、今後ともよろしくお願いしますね。

ただ、撮可曲にならなかったことだけはちょっぴり根に持っています。ふぉろわ〜がFly Outで撮ったバチバチのお写真やバチバチの推しカメラ、見たかったなぁ(他力本願)。

 

DROP DROP

これはもう名古屋公演の話をするしかないんですが。

私にとっては、「DROP DROPで沼落ちしたオタクだけど、DROP DROPの安定感も好きだけど、DROP DROPがセトリ漏れする瞬間も楽しみなんですよね、ここ最近の楽曲の強さを見てると」なんて言えてしまう楽曲。名古屋1部が終わって「楽しかった〜!……そういえばDROP DROPやってないね!?」って気づいた瞬間の喜びと言ったらなかったです。ライブを重ねる毎にギアを上げてきたDROP DROPがなくても、これだけ満足感と達成感のあるライブを浴びることができたという喜び。

そして名古屋2部の1曲目にガツンとぶつけられるDROP DROP。そうそう!やっぱりこれですよ!ライブ一発目のDROP DROPからしか得られない高揚感ってあるんですよ!!!になりました。

この高揚感を狙ったセトリだったのかどうかは分かりませんが、名古屋1部も2部も入ったが故にDROP DROPに好き増ししたオタクがここにいます。これからも定期的にセトリ漏れしてほしいですね(ん?)。

 

♪MICHI

今回は「フリーなところを増やした」とのこと、それが「一緒に楽しむ」ことに上手く繋がっていたな〜と思います。大阪1部のARTIFICIAL GIRLで感じた「まだまだ一緒に楽しめる方向へ進化する」という感覚もそうですが、MICHIは今までにもフリーなところがあった分だけ「変幻自在になった」という感覚の方が近いかもしれません。

が、あの、MICHIでもあいらもえかタイムがあるなんて聞いてないんですよ。こちとらDramaのあいらもえかタイム(もとい、あいらもえかチャンス)しか把握してないんですよ。困りますよ、急なあいらもえかタイムは。

今後もMICHIはこういう感じなんですか?それとも気まぐれにフリーなところを増やすんですか?私はMICHIでもあいらもえかタイムに身構えながら踊らないといけないんですか???(知らん)

ちなみに、大阪2部→お互いのお腹をつんつん(萌花ちゃんの方がやや積極的に)、名古屋1部→萌花ちゃんが両手を頭にそえてウサギさんする(反応に困る愛来ちゃん)、です。

 

♪メタモルフォーズ

やっぱり大阪2部でジャンプしてる時に「お仕事お疲れ様〜〜〜!!!」って愛来ちゃんに言ってもらえたのが、今思い出しても沁みますね。

平日の地方公演だからか、1部も2部も「来てくれてありがとう」をいつも以上に言ってくれた気がしていて。特に2部で「お仕事を休んだり、学校やお仕事帰りだったり、そうやって会いに来てくれるのが嬉しい」って言ってくれたのが、ちゃんと言葉にして伝えてくれる丁寧さと優しさが本当に大好きです。

お仕事帰りに来れたオタクはたまらないだろうな〜!と思いながらジャンプするメタモルフォーズは、いつもとは一味違う楽しさがありました(まぁ私はその日お仕事を休んでる地方民なんだけども)。

あと、ジャンプしてる時にはなちゃんから縄跳びの輪が広がっていったのもかわいかったですね。そして東京公演で集大成(とは?)を見せることが出来たみたいですね。アメフラちゃんって本当にかわいい(1度目)。

 

♪DISCO-TRAIN

終盤からアンコールにかけての盛り上がりを支える楽曲、と言っても過言ではないDISCO-TRAINの安定感も好きです。だからこそ名古屋2部で踊り狂えなかったのはちょっぴり悔しかったですね……(なので、ホテルでタイの映像を流して踊り狂いました)。

印象的だったのは、大阪2部でゆづちゃんの見せ場がくる直前に愛来ちゃんが「ぽっぽー!」って言い出して、電車ごっこが始まったこと。そこ、崩してもいいんだ!?と驚きつつ、DISCO-TRAINにも無限の可能性を感じました。

ゆづちゃんが投げるのをミスった帽子を萌花ちゃんが拾って、初めて被った!ってにこにこしてるのもよかったです。帽子がぶかぶかだったのも印象的でした(あまりにもかわいくて)。

 

♪Staring at You

「君と私の曲」だと思っているし、「推しのためにあるような素敵な言葉たちが詰め込まれた歌詞を推しが歌っている……ってところが本当に推せる」楽曲であることは大前提として。

イントロのわちゃわちゃが大好物なんですけど、やっぱりFILT横浜2部の肉まんもぐもぐタイムを思い出させる、Spring大阪2部のたこ焼きもぐもぐタイムが衝撃的でした。ステージ上ってご飯食べてもいいんですね(?)。Staring at Youのイントロ、地方公演の時はご当地グルメもぐもぐタイムにしてしまえばいいと思っています。食べ物が絡むとどうしてあんなにも「かわいい」が生まれるんでしょう。アメフラちゃんって本当にかわいい(2度目)。もぐもぐタイムからしか生まれない「かわいい」、もっと欲しい。

でも、名古屋2部で見たはなちゃんの側転がめちゃくちゃ綺麗だったので、それもまた見たいですね……。そういう時間でもいいです(とは?)。

 

♪Batabata Morning

♪Sneaker's Delight

シンプルに今回のツアーで好き増しした2曲です。

Batabata Morningは歌詞に合わせた細かい振付が本当にかわいくて、何回見ても「全部見たい!!!目が足りない!!!」状態になるのが幸せとも言えます。くるくる変わる表情も本当にかわいい。見るたびに歌詞や振付やフォーメーションや表情に、新しい発見をするんだと思います。それはそうとして早めに引きの定点カメラ映像をください。そして私ははなちゃんの弾ける笑顔で涙が溢れるオタクになってしまいました。困ってはないんですけどね。

Sneaker's DelightはFILTで一目惚れして、デニム衣装でも見たい!と思っていたので、Spring大阪2部で再会できた時は本当に嬉しかったです。今回は衣装が翻らないことに少し物足りなさも感じましたが、サビ前の愛来ちゃんのダンスがあまりにも良くて涙が止まらないオタクになってしまいました。手足の長さが映える振付を美しく踊りこなす愛来ちゃんが目の前にいる幸せを思い出して、また泣きそうになっているくらいです。

……はい、訂正します。シンプルに今回のツアーで涙腺がやられた2曲ですね。

 

♪梅雨前線、停滞中

♪アイストーリー

Snow drop

はなちゃんのソロダンスも含めて、大阪と名古屋の全4公演に来た人へのちょっとした特典というか、そういったものをもらった気持ちになりました。

大阪1部で「梅雨前線、停滞中」を見た時は「ゆづちゃん推しさん、嬉しいだろうなぁ……」と思ってほろほろ泣いたし、大阪2部の「雑踏の中で」前のはなちゃんのソロダンスは夢みたいに美しくて素敵でした。

そんな“良い”ものを見せてもらったのに、名古屋で愛来ちゃんのソロ曲と萌花ちゃんのソロ曲を聴く心づもりが全く出来ていなかったので、名古屋1部で謎に戸惑った記憶があります(名古屋2部はAME6のヒントが出てたのでさすがにもう少し落ち着いていましたが)。「アイストーリー」は「ここでも披露してくれるんだね、ありがとう」の気持ちで受け取っていました。生誕祭に行けなかったオタクを救ってくれてありがとう。

そして「Snow drop」は「こんなに早く再会できるなんて思ってなかったよ、ありがとう」の気持ちで見ていました。あの日は「素敵な曲だな〜誰の曲をカバーしたんだろう…………萌花ちゃんの最新のソロ曲なんですか!?」の気持ちが強すぎたので、改めて「萌花ちゃんの最新のソロ曲、素敵な曲だな〜」と思いながら聴けたのは本当に嬉しかったです。

言葉として適切かは分かりませんが、東京公演こそ行けなかったもののしっかりと地方公演に行ったご褒美みたいな、そんなソロパートでした。

 

♪STATEMENT

ここまで「一緒に楽しむ」ツアーという軸をもとに話をしてきましたが、Springは「5周年に向けての覚悟」が込められたツアーでもありました。名古屋2部のSTATEMENTは、その想いが歌声によく現れていた気がします。

4人それぞれにしっかりと力強く前を向くような声が出ていて、それは単純に「歌が上手くなった」ということではなく、「歌に気持ちがのせられる瞬間を見た」としか言い表せないものを見せてもらいました。

AMEFURASSHIとして過ごす時間を重ねる毎に、「このまま終わるもんか」という声明に込められる想いは変わっていく。Springでの「このまま終わるもんか」は、見えそうな未来を確実に掴み取るための覚悟だった気がしています。今まででいちばん前向きな「このまま終わるもんか」が見せてくれる未来を、心から楽しみにしています。

(Snow dropも見ることができたし迷いに迷ったけど、感想を伝えるボードに「STATEMENTが特に最高でした!」って書いて、お見送り会で愛来ちゃんがそうだよね!!!って顔をしてくれたのも、嬉しかったなぁ……)

 

 

「見せる/魅せる」という土台を固めてきたからこそ、そこに「楽しむ」を載せることができます(そうでないと「自分たちだけで楽しんでいる」で終わってしまうので)。そこからもう一歩進んだのが今回の「一緒に楽しむ」なのかなと思っています。

「一緒に楽しむ」ことって結構難しくて、「自分たちが誰よりも楽しまないといけない」し、でも「自分たちだけが楽しめればいい」わけでもない。「自分たちが楽しいからみんなも楽しい!」というのは本当に絶妙なバランスで成り立っているのだと感じます。

それでも、そんな絶妙なバランスを模索しながら「一緒に楽しむ」ライブを作り上げてくれたAMEFURASSHI(4人だけではなくスタッフさんや支えてくださる方々も含めて)(つまり「チームAMEFURASSHI」ということですね)には頭が上がりません。これからも、ひとつよろしくどうぞお願いしたいです。

そして、「自分たちが楽しいからみんなも楽しい!」というのは必ず「まだAMEFURASSHIを知らない人」「初めてAMEFURASSHIを見る人」にも伝わって広がっていきます。「自分たちが楽しいからみんなも楽しい!」の「みんな」は着実に増えていく。

そんな未来が見えるからこそ、「いろんなフェスに出てほしい、たくさんの人にAMEFURASSHIと出会ってほしい」「AMEFURASSHIに出会った人たちともっと大きな会場で楽しみたい」という夢も生まれるんだと思います。萌花ちゃんの「この素敵な空間をもっとたくさんの人に知ってほしい」「この輪が広がってほしい」という想いも叶うはず。いや、叶うと信じています。

 

「一緒に楽しむ」という武器を携えたAMEFURASSHIは、2023年、いったいどこまでFly Outしていくのでしょうか。きっと私が予想もしない未来に連れて行ってくれるんだという気持ちが強くなるばかりです。そんな気持ちにさせてくれるAMEFURASSHIが本当に大好きです。

 

2022年末の私が夢見た未来に立ち、その先の未来を夢見ることができる幸せに感謝して。