あなたにもう一度だけお手紙書きましょう

2023年11月18日、ONE N' ONLYの全国47都道府県を巡るツアー『ONE N’ SWAG 〜Hook Up!!!!!!〜』広島公演に行ってきました。推しに出会った地で、私の地元で、2019年12月15日ぶりにONE N' ONLYのライブを見てきました。

こーきさん、あなたがくれる最後の初めては「推しの卒業」だと思ってたけど、「推しが卒業してからのライブ」もあったんだね。これが本当の本当に、あなたがくれる最後の初めてかな。だから、もう一度だけ、あなたにお手紙書かせてね。

 

2019年12月15日にあなたと交わした「これからもこーきさんのこと好きでいていいですか?」「もちろん!俺もSWAGになるからさ、一緒に応援しようね」という約束を反故にしたこと、ずーっと心のどこかで引っかかっていました。あなたが卒業してすぐコロナ禍になってしまったこと、オンラインライブと仕事が被ってしまったこと、せっかくチケットが手元にあった公演が中止になってしまったこと、そういったことが重なって、少しずつ少しずつ私の中で「推しがいた場所」は「好きだったグループ」になっていきました。私は推しが卒業したグループを変わらずに愛し続けられるオタクではなかった。事実としてはただそれだけでした。

だからこそ、知っているようで知らない時間、知っているフリをしていた時間みたいなものが積み重なって、2019年12月15日ぶりに行ったONE N' ONLYのライブの序盤は所在がなかったんでしょう。「もう推しがいない」という寂しさすら感じないほどの空白の時間は、「誰を見たらいいのか分からない」という戸惑いを生み出すには十分すぎるものでした(それでも何曲か身を任せていたら、懐かしさとともに見たい人たちを思い出しましたが)。

あなたのことを思い出したのは本当に1曲だけ、その日は哲汰くんの不在も相まって、I'M SWAGのさとり少年団EBiSSHの展開になる振付にあまりにも違和感を覚えたので、そこだけ(あ……そこは…………3人→4人………………)と思ったかな。でも本当にそれくらいで、あとはあなたが卒業してすぐの楽曲で泣いてしまったことくらい。あなたがいた頃の楽曲は身体が振付を覚えていて、笑っちゃうくらい踊れました。楽しかったよ。

だからこのタイミングで、あなたに出会った地で、私の地元でONE N' ONLYのライブを見られたこと、当時連番してくれることが多かったお姉さんと、地元が同じ大好きな子と見られたこと、すごくよかったなと思います。あと、哲汰くんの不在は残念だったけれど、6人のONE N' ONLYを見にまたライブに行きなさいねというあなたからのメッセージだと思うことにしました。ちゃんと受け取ってるよ。今度はもう少し大きい会場のライブに行きたいと思ってる。ほんとだよ。

 

あなたの近況を全く知らないことも、あなたが唯一無二の推しであることの証左だから、そのままあなたらしく生きていてね。

そして、もう一つの約束だけは守りたいと思ってるから、ここにもう一度書かせてね。

 

待ち合わせは東京ドームで。