梅田CLUB QUATTROの片隅にいた私へ

2019年4月14日。私は初めてきちんと自分の目でPRIZMAXを見つめました。雨が降る大阪で。

 

PrizmaXが新メンバーを募集すると発表してから、4人でオーディションを終えてきたと教えてくれてから、ずっとどんな気持ちでいればいいのか分からないままでした。とりあえず不安定な気持ちをブログで全部吐き出して、もうついていける自信がないと泣き言を言って、なるべく情報を追わないようにして、それでも大樹さんは変わらず好きで。

4人とも好きだからこそ、5人のPrizmaXを乗り越えました。新しい形を受け入れました。でもまた4人のPrizmaXを乗り越えなければいけない。しかもどんな形になるのかも分からない。変わることを受け入れるのは、ものすごく怖いことです。エネルギーを使います。それが私の気持ちを置き去りにして進んでいってしまう。

降りたら楽かなぁ……と何度も思いました。少し距離を置いたら、きっと傷つくことも悲しむことも減るはずだから。そうやって向き合うことなく逃げようとしていました。

 

それでも私の気持ちは定まらないまま、ある日ぽんっと新メンバーは発表されました。あんなに楽しみにしていたアルバムの情報解禁に合わせて。バックボーカルが2人とパフォーマーが1人。バックボーカルという表記に戸惑いながらも、私はまた見ない振りをしました。新メンバーのブログを読むこともなく、ピアノの弾き語りも見れませんでした。もちろんSNSもフォローしていません。そうすれば、私の中では何も変わらないと無意識に感じていたのでしょうか。

そしてDANCEのMVを見てもまだ何となく受け入れられなくて、というか実感がわかなくて(あの構成なら仕方ない)。ふわふわした気持ちのままリリイベを迎えました。

 

なぜか(増えたなぁ)とか(耳慣れない声が聞こえるなぁ)とか、そんなことは全く思いませんでした。とにかく必死で大樹さんを追いかけて、あまりにもかっこよくて、涙が出そうになりました。そしてウィンさんの圧倒的な歌声を引き立てる2人と、魅力的なパフォーマー

私の中で何かのスイッチが切り替えられたのか、素直にあぁこれがPRIZMAXなんだな素敵だなって思いました。たった2曲のリリイベだったけど、最高に楽しかったです。

そのあとの握手会で有希さんに「7人のPRIZMAXを好きになりにきたんです」って言ったら「好きになれた?」って聞かれて、もう頷くことしかできなくて。そうしたら「合格♡」って笑ってもらえました。私、今日から7人のPRIZMAXをまっすぐに好きでいられそうです。

それからケビンくん、森くん、ふみくんの3人とも「はじめましてです〜」しか言えない私にもにこにこしてよくお話してくれました。すごくすごくいい子たちで、すごくすごく頑張ってきたんだろうなっていうのが伝わってきました。私なんかが言えることではないけど、PRIZMAXに入ってくれたのがこの3人でよかったなと思いました。

 

どんなに形が変わっても、かっこいい大樹さんを見てときめいたり、上の方や奥の方に優しく微笑んで手を振る大樹さんを好きだなぁと思ったり、最後はマイクを外して地声で挨拶してくれるウィンさんの謙虚さも、変わらないものは確かにありました。自分の目で見るまで怖くて怖くてしょうがなかったけど、それはきっと「好きじゃなくなったらどうしよう」という不安だったんだと思います。

 

初めてのブログを書いた私へ。大丈夫、もっと好きになるよ。