境界線が分からない話

何だか考えれば考えるほどよく分からなくなってきました。

 

 

小学生の頃母に「そんな言い方してたら友達失くすよ」と言われたことがあります。

中高生の時は部活の代表を務めていたのですが、たまに余計なリーダーシップを発揮して自分の幼さを恥じることがありました。

大学生になってからは周囲の人がさりげなくしている気遣いが自分には身についていないことを痛感しました。

 

「気遣いができず考え方も幼い人間である」、これが私の自覚している私です。

だからこそ自分が一歩引いて相手の意見を尊重する、そうすることで未熟さをカバーしようとしてきました。

言いたいことがあってもなるべく言わない、万が一言うのであれば丁寧に言葉を選ぶ、そうして得た私の評価が「優しい」です。

 

でも今度は「主体性がない」と怒られるようになりました。

意見すれば嫌われると思っているのに、言いたいことを飲み込んでも嫌われてしまう。

結局は気遣いも考え方も身についていない未熟な私がいただけで、言いたいことを言うべき時とそうでない時の境界線はまだ見つけられていません。

 

 

今でも言いたいことを言うのは怖いです。

そのくせ考えなしに口走ってしまうこともあります。

もしかしたらこれが「言いたいことがあってもなるべく言わない」という逃げ方をした代償なのでしょうか。

そして「言いたいことを上手に言えない」という本質は何も変わっていないのかもしれません。

 

だからきっと私の「優しい」は上辺だけの偽物なんでしょうね。